Zen Cart™ へようこそ


Zen Cart™ は GNU General Public License の下に提供されており、ソフトウェアの利用、機能の追加、変更などに費用がかかることはありません。

ソフトウェアの利用に費用はかかりませんが、あなたがこのソフトウェアの新バージョンをダウンロードした機会などに寄付していただくことは、常に歓迎いたします。 このことは、Zen Cart™ のメンテナンス、機能のアップグレード、無料のサポートフォーラム、そしてあなたのオンラインショップ構築ソフトの継続的なサポートに役立つのです。

寄付はこちらのURLでしていただけます: The Zen Cart™ Team Page / 日本語版「Zen Cartに貢献する」

あなたのサポートに感謝いたします。
Zen Cart™ 開発チーム一同

Zen Cart™ はosCommerceから派生しました。/ Copyright© 2003 osCommerce
このプログラムは利用者のお役に立つことを願い、しかし一切の保証なしに提供されています。
、 商品としての適格性(MERCHANTABILITY)や、特定目的への適合(FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE)についての暗黙の保証もしておりません。
このソフトウェアは、GNU General Public License の下で再配布することができます。




Zen Cart™ をアップグレードするための簡単な3ステップ

まず最初に…

これは Zen Cart™ をアップグレードするための基本的なガイドです。もしまだ Zen Cart™ をインストールしていない場合には、README1st ファイルをお読みください。新規インストール方法が説明されています。
Zen Cart™ をアップグレードするためには、インストールやカスタマイズの際に使用した基本的なツールが必要です。:FTP ソフトウェア、 HTML/PHP コードの編集に使うテキストエディタ、phpMyAdmin または同等の MySQL データベース操作ソフトウェア、ホスティングサービスを設定するためのコントロール画面です。

さらに、WinMerge (日本語版) のようなファイル比較ツールもあると便利でしょう。

アップグレードは簡単な3ステップですが、注意深く順序に従って行ってください。そして常に重要なことですが、バックアップを最初に取りましょう。

また、新バージョンの新しい特徴を理解するためにはデモ商品がどのように登録・表示されているかをご覧になることを強くお薦めします。

1. 準備する

Zen Cart™ の新バージョンのファイルを解凍したら、Webサーバーの "demo" フォルダにアップロードします。そして新バージョンを別のデータベースにインストールします。その際、デモ商品を含めるようにします。これはあなたが新バージョンのさまざまな特徴に慣れるためで、後に削除します。

新しい特徴についてやテンプレート構造の記述について調べ、また"changelog"を参照してください。デモ商品についても操作してみてください。

あなたのデータベースのバックアップを全て取り(SQL ファイルにダンプし)、このファイルを後で参照するために PC にコピーしておきます。
また、サイトのファイルのバックアップも取り、安全に保存しておくためにまとめて zip 圧縮などをしておきます。
バックアップファイルは次のステップで使うために、例えば "\zen_backup" などという名前で保存しておきます。

次に、あなたのサイトとオリジナルの Zen Cart™ ファイルを比べ、カスタマイズの詳細をチェックします。

以前実際にインストールしたオリジナルの Zen Cart™ ファイル、または最後にアップグレードした版(例:おそらく v1.1.3)を解凍し、これを新たな名前を付けたフォルダ(例:\zen_orig")に置きます。

後で参照するために、あなたがインストールしたアドオン(追加)機能のリストを作成します。

WinMerge のようなファイル比較ツールを起動し、 "\zen_orig" 内の "オリジナル" Zen Cart™ ファイルと "\zen_backup" 内のあなたの現ショップのバックアップファイルを比較します。
異なっているファイルを全て記録します。WinMerge の場合、リスト上で異なっているファイルをダブルクリックすると相違箇所が表示されます。
もし相違点が単に表示用の文言などであれば、無視してください。逆に相違点がプログラムコードであれば、詳しく記録し、後で新しいバージョンに引き継ぐようにします。
過去にインストールしたモジュール類などは多くのプログラムコードを含んでいるはずですが、Zen Cart™ の新バージョンと完全に互換性がないかもしれません。

先に作成しておいたアドオン(追加)機能のリストは、ファイル比較をした際に見つかった相違箇所について見当をつける場合に役立つでしょう。必要ならアドオンを再度ダウンロードし、READMEファイルやプログラムコードをチェックしてください。また、制作者に最新版について尋ねる必要もあるかもしれません。

テンプレートファイルについても、相違箇所が見つかったファイルのリストを作成しました。これによって今回は(カスタマイズ内容を新バージョンに引き継がせたい場合は) Zen Cart™ のテンプレート・オーバーライド構造を利用しやすくなったはずです。もし内容がわからなければ、 Zen Cart™ サイトのテンプレートシステムについての FAQ (日本語サイト:カスタマイズデザインを残したままZen-Cartのアップグレードを行う方法) などをご覧ください。

2. アップグレード実行

Zen Cart™ の最新バージョンをダウンロードします。これは3つめのディレクトリになるはずです。(例:"\zen_new"),

先に作成したリストを利用して、相違箇所が見つかったファイルを調べ、古いファイルの変更部分を新しいファイルにも反映していきます。
テキストの変更だけなら、単にコピー&ペーストで済むでしょう。
コア・コンポーネントのプログラムコードを変更するのは難しく、厳密なテストが必要です。ここでもまた WinMerge を用いて相違箇所を新しいファイルに適用すると便利です。ですが、あなた自身がカスタマイズしたのではない相違箇所が多数見つかったりコンフリクトを起こしたりするかもしれませんから、プログラムコードの変更には十分に注意してください。

テンプレートのオーバーライドシステムを使っている場合には、/includes/templates/MYTEMPLATE/*/includes/template/template_default/* などいくつかのファイルの変更が必要です。同様にランゲージファイル、サイドボックスなどのオーバーライドについてもチェックします。

3. テストする

Zen Cart™ の新しいバージョンで使用する新しいデータベースを作ります。

作業中にあなたのショップで顧客が登録したり注文をしたりしているかもしれませんので、念のため最新のデータベースのバックアップを取ります。
ステップ1で作成したデータベースのバックアップで、作ったばかりの新しいデータベースを再構築します。

あなたの /zen_new フォルダに "/includes/configure.php" と "/admin/includes/configure.php" のファイルがない場合、あなたの古いショップのフォルダからコピーします。

"/zen_new/includes/configure.php" ファイルを編集し、データベース名が新しいデータベース名と同じであることを確認してください。またデータベースのユーザ名とパスワードについても同様です。ファイルを保存し、次のステップでアップロードするのを忘れないでください。

あなたが変更を加えた新バージョン(ステップ2で作成)を、サーバーの別フォルダにアップロードします。フォルダ名は例えば "/store_new" などとします。

/zc_install/index.php を起動し、求められたら "アップグレード (Upgrade)" を選択します。"インストール (Install)" を選ぶとデータベースを上書きしてしまうので注意してください!)

カスタマイズした内容をテストしたり、必要なら編集をしてください。また必要なら、テストインストール版と動作の比較などを行ってください。
全てが OK であれば、ショップを再び開店状態にします。
もしこの間に最後のバックアップから一定の時間が経っていれば、開店中のショップの最新のデータベースバックアップを利用して、この「テストする」ステップを繰り返します。ファイルを再度アップロードする必要はなく、データベースの再構築だけを行います。そのためにはインストーラーを起動し、データベースのアップグレードを再度行います。

ショップを開店するには、管理画面でショップを "メンテナンス中 (Down for Maintenance)" に設定し、あなたの IP アドレスを接続許可リストに加え、サイトのプレビューを行います。
これは、先に現在のショップのフォルダ名(例:"store" など)を変更しておき、"store_new" を "store" に変更すれば、最も簡単に行うことができます。
ショップが正しく動作しているかテストしてください。もし修正点が見つかったら、直るまでショップを "メンテナンス中 (Down for Maintenance)" に設定することを繰り返します。

ヘルプとサポート

ヘルプやサポートについては、Zen Cart™ サイトFAQSupport Forum、日本語による情報提供やサポートは 日本語公式サイト をご利用ください。

アップグレードおめでとうございます! あなたが Zen Cart™ を活用してくれることを嬉しく思います!


Zen Cart™ v1.2 に特化したアップグレードステップ

配送料金モジュールのアップデート

配送料金モジュールの税金についての機能が大幅に強化されました。
「定額料金(Flat Rate)」配送料金モジュールを使っている場合には、新しいファイルをアップロードしデータベースをアップグレードした後に、モジュールの設定を全て記録しておいてから「削除(remove)」ボタンを押してください。その後で再び「インストール(install)」します。
再インストールしたら、記録しておいたカスタマイズ設定(料率、税クラスなど)を再度入力します。設定画面には新たに「税に基づく(Tax Basis)」が表示されているはずです。

低額商品取扱い手数料の強化

低額料金取り扱いモジュールは、バーチャル商品とギフト券にも適用することができるようになりました。
このモジュールを使っている場合、新しいファイルをアップロードしデータベースをアップグレードした後に、モジュールの全ての設定を記録しておき「削除(remove)」ボタンを押します。次に「インストール(install)」し、記録しておいた設定(適用範囲、価格など)を再入力してください。

テンプレートの変更

テンプレートシステムの変更について最も注意すべきは /includes/templates/MYTEMPLATE/common/tpl_box_default.php が新しく2つのテンプレート: tpl_box_default_left.php and tpl_box_default_right.php に分割されたことです。 (もしシングルカラム表示をしている場合には tpl_box_default_single.php がテンプレートです) この変更で、左右のレイアウト要素をより自由にコントロールできるようになりました。
この変更を適用するシンプルな方法は、既存サイトの tpl_box_default.php ファイルを新しいテンプレートの tpl_box_default_left.php と比較しながら、古いファイルを調整します。次に、変更点を tpl_box_default_left.phptpl_box_default_right.php の両方にコピーします。

スタイルシート

スタイルシートには、多数の新しい class と ID が追加されました。

売上と表示価格のリセットを

アップグレードの後に、ショップ管理者は「追加設定・ツール」>「ショップ管理用ツール」を開き、以下の二つのオプションを一度だけ実行してください。:
  • 全商品の価格ソートを更新
  • 全商品のマスターカテゴリIDをリセット
この作業の後を一度行えば、これらの設定は適切に動作するようになります。
この作業を行わないと商品価格が $0 と表示されたり、カテゴリ表示がおかしくなったりするかもしれません。

削除すべきファイル

Zen Cart™1.2 以前のバージョンで使用されていたいくつかのファイルが不要になりました。

アップグレードの後に、サーバーの容量節約や無用な混乱を防ぐため、以下のファイルを削除することができます。

不要なファイル - 削除しても問題ありません

/readme.txt
/UPGRADE.TXT
/admin/backup.php
/admin/file_manager.php
/admin/products_attributes.php
/admin/includes/database_tables.php
/admin/includes/filenames.php
/admin/includes/languages/english/backup.php
/admin/includes/languages/english/products_attributes.php
/includes/functions/general.php

ADODB - 古いデータベース接続ファイル

/includes/classes/adodb フォルダおよびサブフォルダ内の全ての内容は削除できます。
ADODB フォルダは 700KB を超えるサイズなので、削除するとよいでしょう。

古いチュートリアルファイル

以下のファイルの削除は、先に本当に使っていないかを確かめた上で行ってください。。 :
/includes/languages/english/classic/index.php
/includes/languages/english/classic/page_2.php
/includes/languages/english/classic/page_3.php
/includes/languages/english/classic/page_4.php

支払いゲートウェイの削除

もし以下の支払いゲートウェイを使っていないなら、削除できます。
もしこれらを使い続けたいなら、注文に対し支払いが正しく挙動するかチェックしてください。よりよい方法は、この機会に Zen Cart サイトのダウンロードエリアをチェックして新バージョンがないか確かめることです。
/includes/languages/english/modules/payment/ipayment.php
/includes/languages/english/modules/payment/nochex.php
/includes/languages/english/modules/payment/psigate.php
/includes/languages/english/modules/payment/secpay.php
/includes/modules/payment/ipayment.php
/includes/modules/payment/nochex.php
/includes/modules/payment/psigate.php
/includes/modules/payment/secpay.php

その他の変更点

Zen Cart™1.2 でのその他の変更点については What's New ファイル か、CHANGELOG ファイル をご覧ください。