Nagiosのインストール


重要:Nagiosのインストールと設定はやや複雑です。単純にコンパイルし、実行してくつろぐことはできないでしょう。実際に監視を開始する前には多くのセットアップが必要です。リラックスしてあなたが必要としているすべてのドキュメントに目を通しましょう。では、始めましょう・・・

ディストリビューションの解凍

Nagiosディストリビューションを解凍するには、シェルプロンプトから以下の2つのコマンドを発行します: To unpack the Nagios distribution, type the following two commands at a shell prompt:

gunzip nagios-1.0.tar.gz
tar xf nagios-1.0.tar

ZIP形式で圧縮されたディストリビューションをダウンロードした場合は次の通りです:

unzip nagios-1.0.zip

解凍が終わったら、nagios-1.0ディレクトリがあなたの現在のディレクトリの中にあるはずです。 そのディレクトリの中にNagiosディストリビューションのコアファイル群が入っています。

インストールディレクトリの作成

Nagiosをインストールする先のディレクトリを作成します。方法は以下の通りです:

mkdir /usr/local/nagios

ユーザ/グループの作成

おそらくあなたはNagiosを一般ユーザで動かしたいでしょうから、次のように新しいユーザ(とグループ)を作成します。(この作業の方法はあなたが使用しているOSにとても依存します。):

adduser nagios

コンフィグスクリプトの実行

Makeファイルを作成するコンフィグスクリプトは次のように実行します・・・:

./configure --prefix=prefix --with-cgiurl=cgiurl --with-htmurl=htmurl --with-nagios-user=someuser --with-nagios-grp=somegroup

コンパイル

NagiosとCGIをコンパイルするには以下のコマンドを発行します:

make all

バイナリとHTMLファイルをインストールする

バイナリとHTMLファイル(ドキュメントとメインのウェブページ)をインストールするには以下のコマンドを発行します:

make install

起動スクリプトをインストール

もし望めば、/etc/rc.d/init.d/nagiosにサンプルのNagios起動スクリプトをインストールできます:

make install-init

もしかしたらパスなどを起動スクリプトを使用しているOSの特性に合わせて変更してやる必要があるかもしれません。

ディレクトリ構造とファイルの場所

Nagiosのインストール先のディレクトリには以下のコマンドで移動します:

cd /usr/local/nagios

そこには5つのサブディレクトリがあります。各サブディレクトリの簡単な説明は以下のテーブルの通りです。

サブディレクトリ コンテンツ
bin/ Nagiosコアプログラム
etc/ メイン, リソース, オブジェクト, CGIの各設定ファイル配置場所
sbin/ CGI群
share/ HTMLファイル (ウェブインタフェイスとオンラインドキュメント)
var/ ログファイルのための空ディレクトリ

プラグインのインストール

あなたが思っているようにNagiosを動かすためにはいくつかプラグインをダウンロードしてインストールする必要があるでしょう。プラグインは通常Nagiosをインストールしたディレクトリ内のlibexec/ディレクトリにインストールされます(例:/usr/local/nagios/libexec)。プラグインは監視を構成するパーツで、バイナリかスクリプトです。プラグインの最新版のリリースは NagiosのダウンロードページもしくはSourceForgeのプロジェクトページで見つかります。

ウェブインタフェイスのセットアップ

おそらくあなたはウェブインタフェイスを使いたいと思っているでしょう。ならば、ウェブインタフェイスの設定ページに進んで、認証の設定などを行う必要があります。では次へ進みましょう。

Nagiosの設定

さて、これでNagiosのコンパイルとインストールはできました。しかし、まだNagiosや監視するオブジェクトの定義(ホスト、サービスなど)がまだ設定されていません。Nagiosとオブジェクトの定義については ここに記載されています。ただし非常に多くの設定が必要ですが、きっとあなたを落胆させないでしょう-非常に有益な情報です。