Lightweight Google Maps マニュアル

はじめに

プラグイン配布サイト: http://wppluginsj.sourceforge.jp/lightweight-google-maps/

※以前からのユーザーさんは、少なくとも「↓以前のバージョンからの更新方法」と「↓改版履歴」には目を通しておいてください。

概要

Lightweight Google MapsLightweight Google Maps は、Google マップを各記事または独立の固定ページに表示する WordPress プラグインです。記事に "Lat_Long" という名前のカスタムフィールドがあれば、緯度・経度として扱って、以下の要領でマーカー付きの地図を表示します。

(投稿やページ)
(独立の地図ページ)

Ktai Style バージョン 1.20 以降、Mobile Eye+ または MobilePress による携帯電話出力でも地図が表示できます。Ktai Style の場合、各社 3G 端末、WILLCOM、スマートフォン等「今ドキの端末」で閲覧したとき、投稿本文の後ろに小さめの地図 (デフォルトは 128x80 ピクセル) を出力されます (PC 向け地図のようにライブスクロールはできません)。mova, SoftBank PDC は表示できるファイル容量の制約を越えるため地図が出ません。Mobile Eye+, MobilePress の場合は、閲覧している端末の判別ができないため、どの端末でも地図へのリンクとなります。

また、プラグインの内部 API を利用すると、Lat_Long カスタムフィールドに入っている位置情報を KML ファイルとして取得し、Google Earth などで活用することが可能です。

本プラグインは Plug 'n' Play Google Map プラグイン を参考に制作しましたが、このプラグインでは必須だった Geo プラグインは不要となっています。また、サムネール表示機能を削除したかわりに、記事の概要を表示させるようにしています。

"Lat_Long" カスタムフィールドに位置情報を格納するには、投稿画面で手入力する他、拙作の Ktai Location プラグインも利用できます。

対応環境

設置方法

プラグインをインストールするだけでは、うまく動作しません。以下の設置方法を良く読んで作業してください。

  1. 現在、Geo プラグイン、wp-eznavi プラグイン、Plug 'n' Play Google Map プラグイン等を利用している場合は、無効にしておきます。
  2. プラグインをダウンロードして展開し、FTP ソフト等で lightweight-google-maps フォルダごと、サーバーのプラグインディレクトリー (wp-content/plugins/) に転送します。なお、*.html および *.po は動作には不要なので削除してかまいません。
    ※※プラグインはまだ有効にしないでください。※※
  3. 次は、地図表示の固定ページを作ります。管理画面の投稿→ページ作成で、新規に固定ページを作ります。そして、地図を表示させたい部分に以下の空の div 要素2つを置きます。Plug 'n' Play Google Map を利用していた場合、"yf_map" という div 要素を修正すれば OK です。
    <div id="gmap_menu"></div>
    <div id="google_maps"></div>
    (注意) 地図ページの作成は必須ではありません。
  4. テンプレートを修正します。フッターのテンプレート (footer.php) に、以下の記述がなければ追加しておきます。あればそのままで構いません。フッターテンプレートが存在しない場合は、サイドバーのテンプレート (sidebar.php) を確認し、それもなければ、メインインデックス (index.php)、ページ (page.php) テンプレートを確認してください。
    <?php wp_footer(); ?>
  5. 投稿・ページのミニサイズの地図 (または固定ページへのリンク) は、記事の末尾に自動的に挿入されます。特に作業はいりません。
  6. いよいよ Lightweight Google Maps プラグインを有効にします。
  7. 設定→Google Maps で設定項目を入力します。API キー、ページ ID は必須ですが、それ以外の項目は入力しなくても構いません (デフォルト値が適用されます)。Google マップの API キーを持っていなければ、Google から取得してください。
  8. Plug 'n' Play Google Map プラグインを利用していた場合、設定値が引き継がれています。そのまま「設定を更新する」ボタンを押せば、本プラグインの設定値として使われます (更新ボタンを押すまでは無効です)。このとき、Plug 'n' Play Google Map プラグインのオプション値は削除されます。
  9. Geo プラグイン等を使っていた場合は、管理画面の一番下にあるチェックボックスをオンにしておいて、設定を更新します。こうすると、Geo プラグイン用の位置情報 (_geo_location カスタムフィールド) が Lat_Long カスタムフィールドに変換されます。
  10. これで地図が表示されるはずです。お楽しみください。

以上で完了です。WordPress 2.3 以降を使っている場合、本プラグインの更新を知らせるために、別途「JSeries Notifier」をインストールされることをおすすめします。

wp-content もしくは wp-content/plugins ディレクトリーを移設する場合

WordPress 2.6 以降で可能になった、wp-content ディレクトリーや wp-content/plugins ディレクトリーの移設を行う場合、lightweight-google-maps/wp-load.php の修正が必要です。

8行目にある $wp_root 変数を変更して、WordPress インストールディレクトリーへの絶対パスを示すようにしてください。通常のインストールでは、dirname(dirname(dirname(dirname(__FILE__)))) . '/'; でよいですが、wp-content ディレクトリーを移設すると違う記述が必要です。

例: WordPress ディレクトリーが /home/foo/public_html/wp で、wp-content ディレクトリーが /home/foo/public_html/wp-content の場合
$wp_root = dirname(dirname(dirname(dirname(__FILE__)))) . '/wp/'; とします。

以前のバージョンからの更新方法

1.30 以前からのアップグレード
サーバーの lightweight-google-maps ディレクトリー直下にある *.po, *.mo ファイルは使いませんので、削除しておいてください。言語リソースは lang フォルダに格納するようになりました。
1.00, 1.01 からのアップグレード
原則としてページテンプレートの修正は不要になりました。ページテンプレートから、以下のコードを削除しておいてください。
	<?php if (function_exists('lwgm_dropdown_cats')) {
		lwgm_dropdown_cats();
		lwgm_geocoding();
	} ?>
1.00 より前のバージョンからのアップグレード
1.00 より前のバージョンからのアップグレードは、以下の手順で行なってください。
  1. 念のため、本プラグインを無効にします。
  2. すべての php ファイル, mo ファイルを lightweight-google-maps ディレクトリーに転送してファイルを上書きします。googlemaps.php というファイルが残っている場合、必ず削除してください。
  3. プラグインを有効にします。もし、Lightweight Google Maps プラグインが2つ表示される場合は、googlemaps.php がまだ消されていません。削除してください。
  4. 古い設定値を引き継ぐため、管理画面で、プラグイン→ Google Maps のタブを選択します。Ver0.9.9.1 以降、固定の地図ページの設定値が「ページスラッグ」から「ページ ID」に変更されていますので、ここは必ず変更してください。
  5. 「設定を更新する」を実行します。これを実行しないと、Google Maps API キーが無効という警告が出ることがあります。
  6. Ver 0.8.0 以前をお使いで、テンプレートの「メインインデックス」に lwgm_button() または lwgm_each_map() 関数を記入していた場合、その周辺の記述を削除してください。注意深く削除しないと、テンプレートが PHP コンパイルエラーを起こしてしまい、画面が真っ白になってしまいますので、管理画面のテーマエディタではなく、テーマファイルを手元に FTP 等で転送して編集することをおすすめします。

プラグインの撤去

プラグインの使用を中止して、撤去するには以下の手順で行なってください。

  1. 管理画面の「Google Maps」で、一番下にある「オプション値をデフォルトに戻す」をクリックします。このとき、「位置情報もすべて削除」チェックボックスをオンにしていると、各投稿に記録された Lat_Long カスタムフィールドも同時に削除します。
  2. プラグインを無効にします。
  3. FTP ツール等で、wp-content/plugins から lightweight-google-maps ディレクトリーを丸ごと削除します。

使用方法

制限事項

Plug 'n' Play Google Map を利用していた場合の注意

改版履歴

ver 1.40 (2008-07-xx)
ver 1.30 (2008-07-12)
ver 1.21 (2008-03-23)
ver 1.20 (2008-03-14)
ver 1.10 (2007-09-27)
ver 1.01 (2007-03-12)
ver 1.00 (2007-02-28)
ver 0.9.9.1 (2007-02-23)
ver 0.9.9 (2007-02-17)
ver 0.9.8.1 (2007-02-13)
ver 0.9.0 (2007-01-31)
ver 0.8.0 (2007-01-24)
ver 0.7.0 (2007-01-18)

著作権について

本プラグインのライセンスは GPL v2 とし、著作権は作者である IKEDA Yuriko が保有します。