Regnessem α18
概要
Regnessemはインスタントメッセージクライアントソフトです.
デフォルトの構成では MSN メッセンジャーサービスへ接続することができます.
機能の詳細については機能リストをご覧下さい.
動作環境
以下の環境で動作を確認しています。
- Windows XP Pro SP2 + Internet Explorer 6.0 SP2 (Japanese)
その他の環境では動作するかもしれませんし、動作しないかもしれません。
構成ファイル
アーカイブに含まれるもの
./nsmsgs.exe (Regnessem本体)
./Regnessem-jpn.chm (Regnessem日本語ヘルプ)
./Regnessem-eng.chm (Regnessem英語ヘルプ)
./Lisence-jpn.txt (日本語ライセンス文書)
./Lisence-eng.txt (英語ライセンス文書)
./Lisence-kor.txt (韓国語ライセンス文書)
./Readme/ (お読み下さい)
./Plugins/ (プラグインフォルダ)
./Plugins/SimpleUI.dll (デフォルトUIプラグイン)
./Plugins/Msnp8.dll (MSNP8プラグイン)
./Plugins/FileIO.dll (ファイル入出力プラグイン)
./Plugins/StrRsc.dll (多言語対応プラグイン)
./Plugins/ClientSocket.dll (ソケットプラグイン)
./Plugins/SimpleUI/ (デフォルトUI関連フォルダ)
./Plugins/SimpleUI/Skins/ (テーマフォルダ)
./Plugins/FileIO/ (ファイル入出力関連フォルダ)
./Plugins/StrRsc/ (多言語対応プラグイン関連フォルダ)
./Plugins/StrRsc/Language/jpn/ (日本語言語ファイル)
./Plugins/StrRsc/Language/eng/ (英語言語ファイル)
./Plugins/StrRsc/StrRsc.ini (多言語設定ファイル)
インストールとアンインストール
インストール
アーカイブを解凍して出来た全てのファイルを同一のフォルダにコピーして下さい.
最低限 nsmsgs.exe(Regnessem本体)と SimpleUI.dll が Plugins フォルダ内にあれば実行可能です.
インストーラ版では,ダブルクリックするなどして実行するとインストーラが起動しますので,指示に従ってインストールして下さい.
アップグレード
アーカイブを解凍して出来た全てのファイルを以前の Regnessem のファイルに上書きするだけです.
アップグレードに際して注意すべき点があるかもしれません.
アップグレードを実行する前に必ず以前のバージョンからの変更点をご一読下さい.
アンインストール
本アーカイブに含まれるファイルはレジストリを使用しませんので,インストールしたファイルを削除するだけです.
インストーラ版を使ってインストールした場合は,コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」(WindowsXPの場合)からアンインストールを行って下さい.
本アーカイブに含まれないプラグインを利用している場合は,まず,
各プラグインをそれぞれの添付文書の指示に従ってアンインストールして下さい.
簡単な利用法
ファーストステップ
メインウィンドウのメニューから→を選択し,利用するプロトコル,ユーザアカウントのプロファイルを作成して下さい.
作成したプロファイルの名前(プロファイル名)はメニューのに列挙されますので,プロファイルを選択することで接続することができます.また,プロファイルを作成する際に,「起動時に自動的に接続する」にチェックすることで,Regnessemの起動時に自動的に接続することも可能です.
プラグインによる機能拡張
プラグインと呼ばれる拡張モジュールを導入することで,Regnessemの機能を拡張することができます.
プラグインをRegnessem本体(nsmsgs.exe)と同じフォルダのPluginsフォルダに入れ,Regnessemを再起動すると,起動時にプラグインが読み込まれます.
実際のプラグインの利用方法は,各プラグインによって異なりますので,それぞれの説明書をご覧下さい.
ホームページのライブラリに登録されているプラグインについては機能リストをご覧下さい.
さらに詳しい利用法
ヘルプ
メニューの→からヘルプを参照できますのでご覧下さい.
よりUp-to-dateなヘルプはホームページに用意されています.
メニューの→またはサイト内ヘルプから参照できます.
FAQ
よく聞かれる質問に対する回答集を用意しています.
メニューの→またはサイト内FAQから参照できます.
実行時引数
-debug |
デバッグウィンドウを表示 |
-noautologin |
プロファイルで設定されていても起動時に自動接続しません |
-f |
多重起動できるようにする。 なお、多くのプラグインは多重起動には対応していませんので注意して下さい。 |
α17からの変更点
α16以前のバージョンからのアップグレードに際しての注意点
本バージョンでは多言語対応が進められており,
スキンでも細かくフォントの文字コードセットが指定できるようになりました.
α18に付属の標準スキンでも,
ウィンドウの最大化/最小化/閉じるに用いられているMarlettフォントの記号については,
文字コードセットを SYMBOL_CHARSET に指定しています.
アップグレードの際には,付属のスキンも更新して頂くようお願いします.
α16以前の標準スキンを利用している場合,
ウィンドウの最大化/最小化/閉じるボタンが文字化けする場合があります.
System 0.5.18
機能拡張
- デバッグウィンドウの仕様変更(ログ行数を1000行に制限.スクロールバー位置の記憶)
バグ修正
- 最初のHookEventで返り値が0になる問題の修正
SimpleUI.dll 0.1.17
機能拡張
- ファイル転送ウィンドウの表示周りの高速化
- メッセージ送信履歴の表示方法を↑↓またはCtrl+↑↓から選択できるように変更
- 送信ボタンを隠すオプションを追加
- メッセージ入力ウィンドウの大きさを保存するように変更
- 会話ウィンドウのToメンバが複数名の場合には,メンバリストの境界をダブルクリックすることで複数行→1行表示→非表示となるように変更
- 非アクティブ時のみ透明化するオプションを追加
- Shiftを押しながらEnterを入力すると改行が入力できるように変更
- 絵文字リストの絵文字の大きさを選べるように変更
- プロファイル毎にログイン時のユーザ名を指定できるようにしました
- 会話ログのMINUTEタグとSECONDタグを,一桁の場合は03などのように0を追加して2桁で表示するように修正
バグ修正
- プロファイル編集画面のフォーカスコントロールの問題を修正
- プロファイル編集画面のアクセラレータ文字の重複を修正
- 最初に話しかけられたときにセッション・ウィンドウがブリンクしない問題を修正
- WindowsXPのデスクトッププロパティでデザインがXPスタイルの時,タスクバーが下以外の位置にあると通知もウィンドウが正しく表示されない問題を修正
- メッセージ受信時にWindows Media Playerなどでフルスクリーンモードが解除される問題に対処
- 半透明時にスキンを変更した場合に,うまく適用されない部品がある場合に対処
- コンテナウィンドウ以外にクライアントウィンドウも半透明になるように変更
- タスクトレイアイコンのメニューが残る場合がある問題に対処しました
- TTL=0にしてもNotifyウィンドウが消える問題の修正
Msnp8.dll 0.1.6
機能拡張
- hotmailオープン時のRefresh間隔を指定するオプションを追加
- ファイル受信時,送信相手(サーバ側)に接続を試みる際のポートを標準ポートに固定するオプションを追加
- メッセージが届かなかった場合に通知を出すように変更
バグ修正
- ログイン時にスクロールバーがずれる問題を修正
- 存在しないファイルなどを送ろうとした際に挙動がおかしくなる問題を修正
FileIO.dll 0.1.4
機能拡張
機能追加はありません.
バグ修正
StrRsc.dll 0.1
修正および機能追加はありません.
ClientSocket.dll 0.2
機能拡張
機能追加はありません.
バグ修正
- MSNメッセンジャーにファイル送信を行うと送信後に挙動がおかしくなる問題を修正
ファイル送受信の設定について
ファイル送受信にはファイル入出力プラグイン(FileIO.dll),
ソケットプラグイン(ClientSocket.dll)と各プロトコルプラグイン(標準ではMsnp8.dll)
が関係しており,それぞれに設定項目があります.
FileIO.dll
- [受信ファイルの保存場所]
- 受信したファイルの保存場所を指定します.フォルダがない場合にもフォルダを作成することはなく,受信したファイルは破棄されます.
ClientSocket.dll
- [プロキシを利用する]
- プロキシサーバを利用して接続する場合にチェックを入れて下さい.
プロキシサーバの種類,サーバのホスト名又はアドレス,ポート番号を入力します.
なお,現在のところ,ClientSocket.dllでサポートするHTTPプロキシは
リダイレクトをサポートしたものだけです.
Msnp8.dll
- [UPnPを利用する]
- みくろふ氏作のUPnP-NTプラグインが導入されており,ルータがUPnPに対応している場合は,UPnPを利用するかどうかを選択することができます.UPnPを利用すると,ルータなどがある場合でもファイルの送受信が行えるようになります.
- [サーバになるときに以下のポートを利用]
- サーバとして動作する場合(主に送信時)に指定されたポートを利用します.ファイアウォールなどを利用しており,特定のポートへのアクセスのみを許可している場合などに指定します.
- [ルータのアドレスではなくPCのアドレスを使う]
- MSNP8では外部からPCへアクセスするためのグローバルIPを,メッセンジャーのサーバから取得します.ルータ内のPC同士でファイルの送受信を行うなどの特殊な事情で,このアドレスではなくPCが持つプライベートIPを利用したい場合にこの項目を設定して下さい.
- [強制クライアントモード]
- ファイル送信の際は,UPnPが利用できない状況で,サーバから取得したグローバルIPとPCが持つプライベートIPが異なる場合はクライアントモードで動作しますが,常にクライアントモードで動作させたい場合はこの項目を設定して下さい.
- [標準ポートを仮定して相手に接続を試みる]
- 本家クライアントが相手の場合,正しいポート番号が伝わってこない場合があります.
このような場合にも,ここにチェックを入れ,
標準ポートに接続を試みるとうまくファイル転送できる場合があります.
謝辞
- Regnessemは山ねこさんの手によって生まれました.
オリジナルのReadme.txtより山ねこさんの謝辞を引用します.
- このソフトウェアは「プログラム技術板@2ちゃんねる」の皆様をはじめ、
多くの方々の協力によって製作されました。
- また「Regnessem」の名称は一般公募の結果「まめまめまーめ」さんが命名
してくださいました。
- お世話になった方々にこの場を借りてお礼申し上げます。
- この素晴らしいソフトウェアの成長に携わった多くの方々に,本プロジェクトか
らも感謝致します.
- オリジナルRegnessemを生み出した山ねこさんにはとりわけ深く感謝します.
転載等について
- ホームページへのリンクは自由に行って頂いて結構です.
- 雑誌やWebへの転載を希望される方は同梱のライセンスに従って下さい.
ライセンスを同梱する限りは,改変の有無にかかわらず再配布可能です.
インフォメーション
ホームページ
http://regnessem.sourceforge.jp
- 質問等がありましたらサイト内の
サポート掲示板
によろしくお願いいたします.
- よく聞かれる質問の回答集を用意しています.
サイト内の
FAQ
をご覧下さい.
- 既知のバグや,既出の要望については,サイト内の
既知のバグ及び
既出の要望リストをご覧下さい.
- プラグインや,テーマなどができましたらサイト内の
ライブラリ
に登録をお願いします.
開発プロジェクト
http://sourceforge.jp/projects/regnessem
- Regnessemは生みの親の山ねこさんの手を離れ,オープンソースプロジェクトとして開発が続けられています.
- 最新のソース,リリースファイルはsourceforge.jp内のProject Regnessemによって管理されています.
これらは公開されていますのでどなたでも自分だけの Regnessem を開発することが
できます.
- 有用な改造は,Project Regnessemで共有しましょう.ぜひメーリングリストや
ホームページ内のサポート掲示板にてご連絡下さい.
- プロジェクトメンバの募集状況についてはサイト内の
ニュース
をご覧下さい.
メーリングリスト
メーリングリストを用意しています.
Regnessem開発用の意見交換の場としてご利用下さい.